アニメーション作家の鴫野彰(しぎの あきら)さんが2024年5月30日に逝去しました。
死亡原因は胆管癌で、享年70歳でした。
「おそ松くん」「妖怪ウォッチ」「しまじろうのわお!」「たこやきマントマン」「遊☆戯☆王シリーズ」など、子供向けアニメの演出を多く手がけていました。
この記事では、鴫野彰さんのプロフィールや経歴について調査しました。
鴫野彰のプロフィール
- 名前:鴫野彰(しぎの あきら)
- 生年月日:1954年(昭和29年)1月19日
- 年齢:70歳(没)
- 出身地:北海道室蘭市
- 職業:アニメーション演出家、監督
- 代表作:「超攻速ガルビオン」、「おそ松くん」、「ヤッターマン(リメイク版)」、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、「劇場版クレヨンしんちゃんシリーズ」
鴫野彰さんが手がけた演出作品は、日本人なら誰もが一度は見たことがあるアニメがずらりと並んでいます。
子供から大人まで楽しめるアニメが多く、コミカルでテンポのよい演出が特徴です。
ちなみにクレヨンしんちゃんなどで使われたペンネームである義野利幸(ぎゃりこ)の由来は鴫野自身もファンであるアメリカ人作家ポール・ギャリコから来ている。
鴫野彰の経歴
鴫野彰さんの経歴についてまとめました。
元々は漫画家志望だった
タツノコプロの子会社であるアニメフレンドに撮影スタッフとして入社し、『ヤッターマン』や海外合作アニメなどの撮影を担当していました。
演出家として活動を始める
入社して1年半後、『ゼンダマン』の第36話「チャーンカムバック! ゼンダマン」の演出を担当したことを皮切りに、演出家としての活動を開始します。
国際映画社制作の『ななこSOS』で監督デビューしました。
アキラスタジオを設立
フリー演出家としてアークトゥールスに在籍後、サンライズやエー・ラインなどを渡って自身が代表が務めるアキラスタジオを設立しました。
タツノコプロやぴえろ、シンエイ動画を中心に演出業・監督業を務め、『妖怪ウォッチ』や『LINE TOWN』などといった子供向けアニメの演出を手がけています。
『クレヨンしんちゃん』映画監督を多数務める
1992年〜現在まで『クレヨンしんちゃん』では絵コンテを初回放送「ママの朝は忙しいゾ」を担当しています。
2009年は『クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国』、2010年は『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』と連続で劇場版作品の監督を務めています。
『クレヨンしんちゃん』の劇場版作品は1993年から毎年上映されており、どれも興行収入10億円を超す大人気アニメです。
「恐竜少女ガウ子」がNetflixで配信開始
2019年~鴫野さんが原作・監督を務めるアニメ「恐竜少女ガウ子」が「Netflix」で配信を開始しました。
「子どもと親が一緒に笑って楽しめるアニメの需要は少しずつ減っているように感じます。このまま時代の変化と共に消えていくかもしれません」
と鴫野さんは危機感を覚えたそうです。
「かつてお茶の間で子どもと親が一緒に楽しんでいたアニメを今の時代にどのように生まれ変わらせることができるのか?大人になったあなたにも子どもと一緒に楽しむあなたにもちょっとクスッとしてもらえるように」
という思いが込められているそうですよ。
享年70歳で逝去
2024年5月30日、胆管癌のため70歳で逝去しました。
「ガウ子」公式は、
「恐竜少女ガウ子の生みの親、しぎのあきらは、5月30日に逝去致しました。告別式は親族と一部のご関係者様で執り行いました」
報告しています。
鴫野彰の家族はアイヌ民族
鴫野彰さんのお母さんは「アイヌ民族」だそうです。
アイヌ民族は日本列島北部周辺、および北海道の先住民族で、ロシアや北海道に居住していました。
元来は狩猟採集民族であり、文字を持たず、物々交換による交易を行っていました。
母語としてアイヌ語を話します。
現在は日本国内に散らばっており、正確な居住地域や数については把握していません。
また、鴫野彰さんが結婚しているか?奥さん・子供について調べてみましたが、特定できる情報はありませんでした。
わかり次第、追記いたします。
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、鴫野彰さんのプロフィールや経歴について調査しました。
『クレヨンしんちゃん』や『妖怪ウォッチ』、『おそ松くん』など素晴らしい作品を残してくださりありがとうございました!
鴫野彰さんのご冥福をお祈りいたします。
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